川西 宏治(Interview)

川西 宏治

環境に依存しないスキルを

あなたの信念はなんですか?

何処の会社、何処の事業部に行っても通用する、持ち運び出来るスキル「ポータブルスキル」を身につけ、それらのスキルを「これは誰にも負けない」というレベルにまで昇華させて行く事が信念です。

「ポータブルスキル」は、ある人にとっては、どんな環境でも通用する「プログラム力」、「デザイン力」、「集客力」かもしれません。

もっと俯瞰的に見れば「会話力」等なども挙がってくると思います。ある時代には、どんな場面でも通用する「剣術」「狩猟能力」だったかもしれません。

必要とされるポータブルスキルは時代や、その個によって、千差万別です。

ですが、現代、江戸時代、戦国時代と時代に関わらず、「どんな場面・環境でも通用する、ポータブルスキルを持つ」という点では、いつの時代でも普遍的に、重要視されてきた事だと考えています。

いかに質の高い、ポータブルスキルを複数持っているかが、その時代を生き残っていく上で非常に重要な個人の強みとなり、それこそが、会社貢献にも繋がる能力であると考えています。

川西 宏治

他人や環境に不満を述べるより自分が成長する事

好きな言葉はありますか?

「周りの能力や意思が低いと思うのは、自分の能力が、まだそのレベルだからだ。」ですね。

これは私が、学生時代に音楽の専門学校へ通っていた当時に、講師の方が授業で話していた時の言葉なのですが、非常に心を打つ言葉となりました。

音楽に携わっているとバンドやセッションなどチームとして、活動する機会も多く、複数人で活動していると人それぞれの能力や、普段の練習に取り組む意志レベルなどに不満が生まれたりします。

「あいつは、なぜもっと良い演奏が出来ないのか?」「あいつは、なぜもっと本気で取り組もうとしないのだ?意識が低い。」などの不満はバンドなどでは良くある事で、誰しもが経験するような事です。

そのような内容の悩みを抱えている時に、授業中に講師が話してくれた言葉はこんな内容でした。

講師「超一流なメジャリーガーが草野球のアマチュア選手と同じチームで過ごすだろうか?」

講師「超一流なヨーロッパのサッカー選手がアマチュア選手と同じチームで過ごすだろうか?」

講師「そんな事は基本的には有り得ない。」

講師「一流の元には、必然と相応の一流メンバーと環境が集まってくる。そして逆もしかりだ。」

講師「周りの能力や意思が低いと思うのは、自分の能力がまだそのレベルだからだ。」

講師「自分にまだ力がないから、相応のメンバーしか集まらない。」

その言葉を聞いてから、何事にも、周りに嘆いて不満を漏らす時間があるならば、まずは、自分がもっと成長・鍛錬してレベルを上げなければいけないのだと考えるようになりました。

川西 宏治

自発的な動機づけを

感銘を受けた本はなんですか?

ダニエル・ピンクさん著書の「モチベーション3.0(Drive)」という本です。

この本はモチベーションがテーマの本で、大まかな内容としては「アメとムチ」などに見られる外発的動機づけの欠陥について、様々な事例データを織り交ぜての問題提起から始まり、最終的には、本来人間が持っている「自分の能力を広げ、発揮し、学び、能力を上げたい」という自発的な動機づけを持って、持続するやる気をいかに引き出すか?という事について掘り下げて、語られている本です。

凄く感銘を受けた本で、前述で述べた「信念」についての内容も、この本からの影響を少なからず受けています。

これからも「自分の能力を広げ、発揮し、学び、能力を上げたい」という自発的な動機付けを持って仕事に取り組んで行きたいと思っています。

Webマーケティング事業部
川西 宏治

2018年1月30日